今年も残すところあと数時間ですね。

2年前の開院当初は、ありがたい事に遠くからも知り合いが診療に来てくれましたが、地元の方の来院は皆無。「このまま知り合いしか来てくれないのかも、、」と不安に思う日もありました。

しかし、だんだんと地域の方が来院してくださるようになりました。

大通りに面している訳でもなく、ビルの３階の一室にあるちいさな当院を、わざわざ選んで来てくださる、その気持ちだけでとてもありがたいのです。

「すずのわに通いだしてから風邪をひかなくなった！」駆け込み寺のように「身体に不調があれば、すずのわを思い出すんです」と言ってくださったり。

もちろん、患者さまが生活習慣や食生活のアドバイスに耳を傾けて実践してくれた事も大きいでしょう。

少しずつ、すずのわが地域の皆さまに知ってもらえて、頼りにしてくださることが本当に嬉しかったです。

今年はたいへんな年でした。

私は、当院のコンセプトでもある「治すのはあなた自身であり、鍼灸師はそのお手伝いをする」、「自らの自然治癒力を高めること」が、薬に頼らずに健やかに日々を過ごすためには大切であると信じています。

これからの時代、気候変動や未知のウイルスと共生するためには、その力をつけるとこがとても大切です。

武蔵小金井で暮らし始めて5年。

小金井産の新鮮な野菜や美味しい湧き水、お気に入りのお店のご飯や、知り合った方々から、私は日々元気をもらっています。

それに「治療」という形でお返ししていく。こんな時代だからこそ、地域の繋がりを楽しむ。
これもある意味「循環する暮らし」なのではないでしょうか。

新年は気持ちも新たに、ますます治療家としての腕に磨きをかけて、地域のみなさまにより一層頼りにしていただけるよう精進してまいりたいと思っています。

すずのわ鍼灸院
鈴木健司